山本太郎の国会質問!参議院・環境委員会(2024年5月23日12:20頃~)

,

※自動文字起こしですのでご注意ください,
00:00 十四年環境保健部長通知を出して、水俣病の認定における総合的検討と言いながら、対象地域外の申請者に汚染された魚介類を多食した証明を求めるなど、新たな高いハードルを設けて被害者を切り捨ててきました。伊藤環境大臣に伺います。
00:20 最高裁判決で二つ以上の証拠がなくても、一つの証拠でも水俣病と認定することはあるとされたのに、一片の部長通知で被害者が証明することは極めて困難な条件を付する。そんな水俣行政では、いつまでたっても行政から水俣病と認められていない多くの方がいらっしゃるという状況は変わらないんじゃないか、そう思いますが、いかがですか。
00:51 伊藤環境大臣。
00:55 五十二年の判断基準が最高裁で否定されているわけではないと思いますし、その後の通知についても最高裁の判断に基づき総合的に検討するという形で通知されたものというふうに認識されております。
01:12 山下芳生君。
01:15 元に戻っちゃいましたよね。そこで確認しますけど、さっき言ったように、五十二年の判断条件が最高裁判決で否定されたわけではないというんですが、七聞きましょう。五十二年判断条件は、二つ以上の症候の組み合わせのあるものについては水俣病の範囲に含めて考えられるという通知なんです。
01:35 その意味するところは何かということを聞きたいんですが、二つ以上なら水俣病と考えられる確度、蓋然性は一つよりも高いという意味なのか、それともいやいや、一つでは水俣病とは考えてはいけないんだという意味なのか。前者かどちらですか。
01:55 前田審議官。
01:58 一般的に証拠が二つ以上あった上で、それがメチル水銀の摂取による神経症状かどうかと、いうふうな診断を行う上で二つ以上の症状があった方が蓋然性は高いというのが一般的な考えでございます。以上でござい。
02:15 ます。山下よしき君。
02:16 今の答弁にあったように、二つ以上あった方が蓋然性が高いという。判断基準であって一つではだめだという基準ではもともとなかったんです。大臣、そのことはよろしいですか。それで。
02:33 伊藤環境大臣。
02:34 そのように理解していると思います。
02:37 山下よしき君。
02:38 したがってね、この最高裁判決は、そのことを改めて確認した、一つでも認定することはあり得るということを述べたわけです。ところが、さっき言ったように、一つでもいいのに、さらに一つ魚を食べたかどうか、領収書を示しなさいみたいなね。そんなことをつけるから、認められない人がずっと残り続けたということなんですよ。
02:58 それを大臣にお聞きいたしました。その点、そういうことをやっていたらいつまでたっても救えないじゃないかということについて、大臣はよくこれから本格的にスイッチ切ったことを反省するんだったら、そういうことも反省してね、これから対応を考える必要があると思いますが、いかがですか。
03:17 伊藤環境大臣。
03:18 御指摘を踏まえて、さらに資料を深めてまいりたいと思います。
03:23 山下よしき君。
03:25 私は、こうした切り捨ての歴史にもう終止符を打つべきときだと思うんですね。その重要性を示したのが、昨年の大阪地裁判決、そして今年の熊本地裁、新潟地裁の判決です。とりわけ大阪地裁判決は、これまでの国側の主張を全面的に退けて、原告百二十八人全員を水俣病と認めました環境省大阪地裁判決の要旨を簡潔に述べてください。
03:50 前田審議官。
03:52 お答えいたします。昨年例は、五年九月のノーモアミナマタ近畿訴訟、大阪地裁判決は、原告百二十八名全員が水俣病に罹患していると認定し、被告国に対しては、このうち百二十二名に対して一名につき二百七十五万円の損害賠償及び遅延損害金を支払うよう求めたものと承知してございます。
04:13 以上です。
04:14 山下よしき君。
04:15 その通りなんですが、画期的判決なんですがね、いろいろ控訴は残念ながらされたんですけど、その控訴理由は後の熊本地裁判決なので、全部覆されているということも指摘しておきたいと思うんですが、大阪地裁判決の画期的特徴の一つはですね、疫学による科学的知見を証拠として採用したことにあります。
04:37 疫学による科学的知見は、今後の全面解決においても重要な要素になると考えます。そこでですね。
04:48 伊藤大臣は前回の質疑で、全く新しい法律をつくるのか、あるいはこれを改正するのか、そういういろいろな検討も必要と答弁されました。そこで、私から幾つか提案したいんですが、第一は、全面救済のための手法とその内容についてであります。現行法の改正ならば、公健法の認定基準や対象地域等の抜本的な見直しが必要となると思います。
05:14 また、特措法の改正では、新たな申請を認め、対象地域などの差別などを見直すことが必要になると思います。また、新法ならば、不知火海沿岸に居住し、不知火海の魚介類を多食し、水俣病の知見のある医師等の診断で水俣病と認められた被害者を対象とする恒久的な救済制度をつくることが必要になると思います。
05:39 こうしたことも念頭に、ぜひ全面解決につながる制度を早急に構築する必要が大臣のイニシアチブとして必要だと思いますが、いかがでしょうか。
05:49 伊藤環境大臣。
05:51 いろいろ御指摘をいただきました。ちょっと繰り返しになって恐縮ですけれども、水俣病の問題については、公害健康被害補償法に基づいて三千人が認定を受けて補償を受けられるとともに、これまで平成七年と平成二十一年の二度にわたる政治救済により、あわせて五万人以上が救済されています。
06:14 こうした歴史と経緯を十分に踏まえつつ、関係の皆様にできるだけ寄り添って対応するとともに、現状を分析しつつ、現行法の丁寧な運用や医療福祉の充実、地域の再生融和振興などの取り組みをしっかり進め、水俣病対策に全力を尽くしてまいりたいと考えております。
06:38 山下よしき君。
06:39 前回の質疑にまた戻った感じがするんですけど、それでは救済されていないわけですから。しかし、現行法の中でも救済できる余地はありますよ。認定基準を見直せばいい、そういうことをやる必要があるんじゃないかと具体的には提起しました。
06:53 そういうことも考えるのか、それとも考えずに今までの枠の中で切り捨てを続けるのか、どっちですか。
07:01 伊東環境大臣。
07:03 ば。
07:07 御指摘もいただきました。この水俣病対策については、繰り返しになって恐縮ですけれども、歴史と経緯を十分に踏まえつつ、関係の皆様にできる限り寄り添って対応できるように、現状を分析しつつ、現行法の丁寧な運用、丁寧な運用でございます。医療福祉の充実、地域の再生融和振興などの取り組みをしっかり進め、環境省全体として水俣病対策に全力を尽くすこととしております。
07:35 西田良樹君参りました。現状を分析されるのは結構です。切り捨ててきた現状を直視していただきたい。そして、初動が大事です。熊本大学医学部の研究班が、これはメチル水銀のに汚染されたメチル水銀じゃまだわからなかった。水俣湾の魚が共通の原因だということをもう公式確認の翌年には疫学によって見抜いているんですね。
08:02 ところが、それがそのまま食中毒として扱われずに、ずっと原因がわからなかった。そういうこともしっかり踏まえて、そして切り捨ててきた現状も踏まえて、大臣、考えていただきたいということを終わります。
08:29 山本太郎君。
08:32 れいわ新選組山本太郎です。国って謝らないんですね。間違いを認めないんですよね。人間って間違う生き物なのに、間違ったときには間違ったっていうふうに方向転換すべきだと思うんですね。最近でも、例えばえん罪ありますよね、袴田さん、これ四十七年七カ月投獄されていたという冤罪事件ですよ。
08:55 釈放されてから十年だけど、五十八年間、人の人生を奪い続けてきたのに、再審ということになったときに、検察側は死刑を求刑した。本当に恥を知れと言いたいです。で、水俣病に限らず、国策で被害が拡大した事例というのは数多いわけですね。
09:13 その国策被害に対して、国はまともに向き合わないだけじゃなくて、被害者を放置して疲弊させ、被害者の高齢化寿命が尽きるのを待つというやり方、死に町、これ繰り返してきたわけです。例えばですけれども、死者十万人、被害者百万人以上を出した千九百四十五年三月十日の東京大空襲、これは政治の間違った判断で、国民を戦争に巻き込んで命を守らなかった国策の犠牲者ですよね。
09:42 空襲から八十年後の空襲被害者やその遺族に対して、責任者である厚労大臣は直接懇談の場を設けたことすらありません。他にも国は多数の薬害を引き起こしてきた歴史もあります。最近では国策でワクチン接種を進め、これまでにない規模で薬害を拡大させた懸念があるのがこころのワクチン。
10:03 今年四月時点までで四億三千万回以上接種された頃のワクチン。ワクチン接種後の健康被害を訴える声は増えて、ワクチン被害救済申請数はこの名前の三十倍に増加。インフルエンザワクチンに比べて百万回接種当たりの死亡件数は約三十五倍。
10:22 それでも国は被害をほとんど認めない。厚労大臣が被害者と直接懇談する場も設けていない。このような薬害公害に対して因果関係がはっきりしなければ認めないという国の死に待ちという常套手段ではなくて、苦しむ人々を一刻も早く救うために、疑いの時点で積極的に救済するのが私政治や国の務めではないかなというふうに思うんですけれども、大臣も同意していただけますか。
10:51 イエスかノーかでお願いします。
10:53 伊藤環境大臣。
10:56 人の命と環境を守るということが環境省として一番大事なことだということで御回答申し上げたいと思います。
11:04 山本太郎君。
11:07 環境省以外の問題に関してはなかなか言えることではないけれども、環境省の問題に関しては同じ方向でお答えをいただいたのかなというふうに思います。資料一独立行政法人環境再生保全機構ホームページ。環境省の発足千九百七十一年、公害問題について、今後の最重点課題として取り組むことを千九百七十一年の施政方針演説で表明した佐藤栄作内閣総理大臣の強力なイニシアティブのもと、それまで厚生省、通産省など各省庁に分散していた公害に係る規制行政を一元的に所掌するとともに、自然保護に係る
11:43 行政を行い、あわせて政府の環境政策についての企画調整機能を有する行政機関として、千九百七十一年に環境省の前身である環境庁が発足しました。と。大臣は、公害被害に責任をもって対応するということは、環境省にとって発足以来の最重要使命ということでいいですよね。
12:06 伊藤環境大臣。
12:08 三十を占める一つでございます。
12:10 山本太郎君。
12:11 ありがとうございます。人間には誰にも間違いがあります。五月一日の水俣病被害者団体との懇談の場で、環境省職員が三分で発言を遮り、マイクを切った件、大間違いの対応ではありましたが、これに対して大臣は何度も謝罪をしてくださいました。
12:30 真摯な反省に立って、今後どう行動するか、どう実際に被害者救済に本気で取り組むか、言葉でなく行動で示していただくことが大切だと思います。資料の二五月九日、本委員会において、私から被害者一人当たり三十分の発言時間を確保して、大臣自ら繰り返し懇談を行うおつもりはあるかと聞いた際に、大臣はその気概はあると明確に答弁をくださいました。
12:58 大臣、この言葉に嘘はないですよね。
13:01 伊藤環境大臣。
13:02 そのとおり。
13:03 でございます。山本太郎大臣は、被害者一人当たり三十分の発言時間を確保して、繰り返し困難を行う気概があると言ってくださいました。大臣、その気概というのは、懇談するのは熊本県の被害者のみ、あとは切り捨てる、そういう意味ではないですよね。
13:25 そういう意味ではない。そういう意味では、一言でお答えください。
13:29 伊藤環境大臣。
13:31 そういう意味ではございません。
13:32 山本太郎君。
13:34 資料三三日、五月十日、新潟水俣病の被害者団体は、今月末、新潟市で開かれる水俣病についての集いに、環境大臣の出席などを求める要望書を提出資料四。それを受けて、新潟県の花角知事は、定例記者会見で、五月三十一日、新潟県で開かれる県主催の新潟水俣病の式典に熊本と同様の対応をお願いしたいと伊藤大臣の出席を求めました資料五。
14:04 五日。五月二十一日には環境省の前田審議官新潟市を訪れ、新潟水俣病の被害者団体から環境大臣に宛てた被害者救済を求める要望を受け取っております。資料六。大臣は、新潟でも懇談の場は持つ意向とのことですけれども、五月三十一日の式典に参加できるかどうかというのは、まだ約束をされていないってことでいいですよね。
14:28 ありがとうございます。資料の七五月十三日、衆議院決算行政監視委員会では、大臣は、この日はまだ国会会期中でございます。ですが、そこも含めて、この日に限らず、私が新潟の皆さんのお声を聞く機会を事務方に既に指示して探らせているところでありますと、自ら式典に参加することに少し何か後ろ向きになっているんじゃないかなっていう風にもとれるような発言をなさっているんです。
14:56 式典に出席しない理由は、五月三十一日という日がですね、まだ国会会期中だからというものだとは思うんです。一方で、四月二十八日、国会会期中でしたけれども、大臣はイタリアで行われた環境大臣会合に出席なさいました。
15:13 だから、このままだと、行きたい会合であるならば、会期中であっても、たとえ海外であっても日程調整はする。一方で、環境省発足の理念であるはずの公害被害者救済に関わる水俣病被害者の式典のためには日程調整しないんじゃないかというふうに受け取られてしまう可能性がございます。
15:33 資料八、大臣が五月三十一日の式典出席に消極的に発言をしている、そのようにも受け取れるようなことを受けて、被害者側は記者会見で新潟にはなぜ来ないのか理由を聞きたいと憤りを示されております。被害者側によると、環境大臣が来県し、新潟水俣病の行事に出席したのは二千十五年の式典以降ないと言います資料九。
16:00 新潟水俣病被害者の会会長は、新潟市で記者会見。同じ水俣病なのに、なぜ九州の方だけ大臣が出席するのかと怒りをあらわにしたとも報じられています。おそらく大臣としては、委員会が開かれて、そこで答弁を求められる、出席しなきゃいけないということになった場合、国会終盤に式典に行くっていうのは、事前になかなか約束しづらい、スケジュールがちょっと見えないということもあると思うんです。
16:28 一方で、衆議院では、環境委員会で行われる今国会提出法案の最後の審議が終わり、あとは採決を残すのみです。参議院では温暖化対策法の審議一本のみ、この法案の衆議院衆議院での審議時間は六時間ですから、通常国会終わりまでのスケジュールを考えても、必ずしも参議院で五月三十一日に本委員会を開く必要性というのはないと思うんです。
16:55 公害問題に真摯に向き合うために誕生した環境省の歴史を鑑みても、この場面で新潟の式典には出ないという選択は避けるべきだと思うんですね。出席されている委員の皆さんにお聞きしたいんですよ。五月三十一日、新潟水俣病被害者の集いに伊藤大臣が参加することに反対されるという方がいらっしゃったら、挙手いただけます。
17:19 如何でしょう。今の時に言ってくださいね。どうでしょう。今の時点ではそういう方はいらっしゃらないなと思うんです。自民党の筆頭理事にお願いがあるんですけれども、大臣が新潟の式典に出席できるように、五月三十一日には本委員会を開かないという調整をぜひですね、野党筆頭とともに話し合っていただけないでしょうか。
17:41 一言、ぜひ調整するということを言っていただければと思います。
17:45 後刻、理事会で協議いたしますので。
17:49 それ委員長が引き取るってことでいいんですが、私は筆頭理事に一言いただきたかったんです。これはいいんですか。委員長が引き取ってくださるということでわかりましたということで、ある意味で環境大臣の環境委員会出席ということに関しては、参議院としては問題がないだろうということをお伝えいたしました。
18:08 後刻、理事会で話し合っていただけるということになりました。一方で、国会日程が合わずとも式典に出られなくても、今後新潟において懇談の場を設ける可能性を大臣は何か匂わせるような発言をされています。要は、国会で無理だったとしても、後々そういうタイミングを持つよというようなことを言われているわけですけれども、水俣市の懇談の場でのマイク切り、これについて大臣は謝罪をされたわけですから、他の地域でも機械的に時間を区切ってマイクを切るような同じ運用
18:40 を今後繰り返すことは許されません。大臣、五月一日の水俣市でのマイクを切る運用というのは、この手法は別の地域別の懇談の場でもいつもやられていたというわけではないですよね。いかがですか。
18:59 伊藤環境大臣。
19:04 私の知る限り、そのマイクを切ったということはお聞きしておりません。
19:11 山本太郎君。
19:12 はい。資料中。新潟水俣病阿賀野患者会の陶山事務局長によると、十年ほど前、五分程度でマイクが切られ、抗議したことがあったというんですね。大臣はこの事例について承知されていますか。
19:27 伊藤環境大臣。
19:30 今御指摘の二〇一五年の新潟市での当時の望月環境大臣と関係団体との懇談の場の進行について、過去の担当者への聞き取りにより、医師会が会議全体の時間調査について発言したところ、打ち切るのはおかしいとの声が上がり、追加で被害者の発言を受けたということがあったということは確認してございます。
19:56 山本太郎君。
19:58 この案件以外にそのの事例というのをご存じでしょうか。大臣御自身は。
20:03 伊藤環境大臣。
20:05 私が知る限りございません。
20:07 山本太郎君。
20:09 ありがとうございます。委員長、これですね、ごめんなさい、過去に同じような問題がなかったのかということを徹底調査して再発防止するというのが基本だし、当たり前のことだと思うんですね。これ、今から確認しますねというのでは、対応が少し遅すぎて、真剣さが疑われる部分ではあるんですけれども、これはやるべきだと思っています。
20:28 委員長水俣病に限らず、環境汚染や公害の被害者との懇談、意見交換の場で、今回のような不適切な発言、時間制限などの対応がこれまでどう行われてきたか、過去にさかのぼって徹底調査し、その内容を本委員会に再発防止策としてあわせて提示するように求めます。
20:48 後刻、理事会で協議いたします。山本太郎君。
20:52 資料十一、五月九日の委員会で、大臣という立場にある間に、大臣としての力を使って全員救済を目指すというお気持ちはあるんですよねとお聞きしました。大臣からは、目指す気持ちがあると頼もしい答弁をいただきました。大臣、このお言葉にうそはないですよね。
21:12 伊藤環境大臣。
21:14 その気持ちのとおりでございます。
21:16 山本太郎君。
21:18 大臣という立場にある間に、大臣としての力を使って全員救済を目指す気持ちがあるという大臣、その、その意味で言うならば、全員原告全員の被害を認め、国に救済を求めるような司法判断には忠実に従うべきだと思います。資料十二。先ほどもお話が出てきましたけれども、二千二十三年九月、大阪地裁は原告全員の水俣病を認め、国に賠償を求める判決を下した。
21:46 全員救済を目指すと断言した大臣から見れば、歓迎すべき判決であると思うんですね。この判決のとおりに、まず早期賠償しないといけないな、そう考えます。しかし、判決の直後、昨年十月十日には、国は原告全員水俣病認定国の賠償責任を認める判決を不服として控訴しました資料十三。
22:10 その際の関係閣僚の発言。今回の判決は、国際的な科学的知見、最高裁で確定した判決の内容と大きく相違する上訴審の判断を仰ぐ必要があると判断した、そう言っているんです。被害者を踏みにじるむちゃくちゃな発言だなって、これ伊藤大臣の御発言なんですね。
22:32 先日、自分が大臣のうちに全員救済を目指す気持ちがあるとおっしゃった伊藤大臣の考え方とは真逆、真逆の見解と考えます。人は間違える生き物ですから、去年から今年までの間だったり、いろんなことがあって、大臣のお心の中にも変化がさまざまあったんだろうというふうに私は受けとめたいんですね。
22:54 資料十四、環境省五十年史。これによれば、公害健康被害補償法では、疑わしきは救済の考え方が適用されると述べられてるんですよ。疑わしきは救済なんですね。環境省の五十年史、振り返ってみれば、そういうような考え方というのがベースにあるんですね。
23:14 大臣科学的に因果関係が済みません。そういうカンニングペーパー、もしもし、前田さんでしたか、どなたかちょっと忘れましたけど、ペーパーに戻してください。あの官僚の保身のための作文をここで読み上げる会にしたくないんですよ。これまでの環境省、環境庁から来て、環境省になってというようなところで、ずっと自分たちで決めてきたこと、そのポリシーをゆがめるようなことをやらないでくださいよ。
23:42 紙を回収してください。今だめですよ、そんなハイハイじゃなくて回収してください。そんなことを求めていませんよ。大臣科学的に因果関係が証明できなくても、環境汚染の影響が疑われる被害については、広く救済する。この環境省の理念は重要だと考えますよね。
24:04 伊藤環境大臣。
24:06 理念は重要だと考えております。
24:08 山本太郎君。
24:10 被害が長年放置され、網羅的な疫学調査も行ってこなかった状態で、十分な国際的、科学的知見など確立しようがないじゃないですか。だからこそ、疑わしきは救済が必要なんですよ。疑わしきは救う。これが環境省の公害被害救済の基本理念なんですね。
24:29 自分が大臣のうちに全員救済を目指す気持ちがあるとおっしゃった大臣、まずは大阪地裁判決に対する国の控訴を取り下げていただけますよね。いかがでしょう。
24:40 伊藤環境大臣。
24:42 今なお訴訟を行う皆さんがいらっしゃることは非常に重く受けとめております。他方、昨年九月のノーモアミナマタ近畿訴訟の大阪地裁判決については、国際的な科学的知見や最高裁で確定した近時の判決の内容等と大きく相違する、このことから、上訴審の判断を仰ぐ必要があるというふうに判断してございます。
25:08 山本太郎君。
25:11 水銀による被害を科学的に図ることというのは非常に難しい状態であると。どうしてかといったら、体外に排出されるという期間が物すごく短いわけですよね。早くに排出されてしまうと。もちろん、だからこそ疫学調査を今やらなくていいかといったら、そうではなくて、やらなきゃいけない記録が残さなきゃいけないけれども、当初にそういうものが行われてこなかったことによって、これはなかなか難しい状況にあるというのが当然じゃないですかね。
25:36 今のお答え、自分が大臣の時に全員救済を目指す気持ちがあるというところから随分後退しているような気がするんですよ。全然そんな気概が感じられなくなっちゃったんです。どこへ行ったんですか、あの気持ち。自分が大臣のうちに全員救済、これはその場しのぎのリップサービスですか、それとも方針ですか。
25:56 いかがですか。
25:57 伊藤環境大臣。
26:00 そういう気持ちは今も変わりません。ただ、この水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法、これは前文において地域における紛争を終結させ、水俣病問題の最終解決を図り、環境を守り、安心して暮らしていける社会を実現すべく、この法律を制定するとうたってございます。
26:27 こうした最終解決の実現を目指し、現行法の丁寧な運用や医療福祉の充実、地域の再生融和振興などの取り組みを進めてまいりたいと考えております。
26:39 山本太郎君。
26:41 いつまでそれ続けるんですかということですよ。最終解決というのは死ぬの待ちでしょうということなんですよ。何年引っ張ってきているんですかってことなんですよ。もうこの段階においては、これは疑わしきは救うというところに移行していかなきゃいけない問題でしょうということなんです。
26:55 だって、環境省の環境庁のもともとの理念じゃないかということなんですよ。リップサービスじゃないとおっしゃいましたね。本心だとおっしゃいました。裁判で長期間を争って高齢化した被害者が亡くなるのを待つ。環境省、政府の常套手段ですよ。伊藤大臣は、この死ぬの待ちに加担するおつもりですか。
27:15 イエスかノーかで。
27:17 伊藤環境大臣。
27:19 司法の判断、日本の司法制度は尊重しなきゃならないと考えております。山本太郎君尊重してくださいよ。何控訴しているんですか。出たじゃないですか。全員救済って尊重するんでしょう。全員救済しなきゃいけない場面じゃないですか。先日と同じことを聞きますよ。
27:38 伊藤大臣が大臣という立場にある間に、大臣としての力を使って全員救済を目指すというお気持ちはありますか。あるかないか、一言でお答えください。
27:47 伊藤環境大臣。
27:49 気持ちはございます。
27:50 山本太郎君。
27:52 気持ちはある気持ちは変わらないんですね。リップサービスでもないとさっきおっしゃった。だとしたら、大阪地裁の判決に対する国の構想を取り上げていただけますよね。当然じゃないですか。司法の判断に従うとおっしゃったのに、判断が出ましたよ。最高裁まであるんですか。
28:09 これ。最高裁のやるつもり、認めないとだめですよ。そんなばあさんじゃ、自分が言ってきたことに対して、このその場しのぎの言葉で逃げようとしないでくださいよ。努力するとか検討するとか、これまでもありましたけど、気概があるとか、気持ちがあるってさんざん言ってきてるんだから、有言実行救ってくださいよ。
28:33 大阪地裁判決に対する国の控訴取り下げていただけますね。いかがでしょう。
28:38 伊藤環境大臣。
28:40 日本の司法制度というのを尊重して適切に判断してまいります。
28:44 山本太郎君。
28:47 司法制度を尊重してじゃなくて、自分たちが間違っていた、負けるということを避けるために司法制度を利用しようとしているわけでしょう。次行って次行こうとしている。最高裁までに全員来ていないだろうって考え方じゃないですか。
28:59 だめなんですよ、それじゃ。だから疑わしきは救うんですよ。それが環境省の理念じゃないですか。それを撤回するんですか。いかがですか。
29:07 山本太郎君申し合わせの時間が来ております。おまとめください。
29:13 繰り返しになって恐縮ですけれども、今回の判決、国際的な科学的知見や最高裁で確定した近時の判決内容と大きく相違することから、上訴審の判断を仰ぐ必要があるというふうに判断したところでございます。
29:29 山本太郎君。
29:32 時間が来たので終わりますけれども、ちょっとあり得ないですよ。全く寄り添ってないし、もともとの理念さえも覆そうとしている。救ってくださいよ、大臣しか救えないんだから、これまでの活動の中で何を爪痕を残したんですか?救ってください。終わります。
29:59 永江孝子君。
30:04 愛媛県選出の永江孝子です。今回の問題で、環境省水俣病担当の審議官を新設して、水俣病タスクフォースを設置したとのこと。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA